バスケットボール ・ 2026-09-22

Basketball Without Borders 25周年:新たな国際スターの育成

Photo: Wasin Pirom (Pexels)

NBAとFIBAが共同で運営する国際的なバスケットボール育成プログラム「Basketball Without Borders(BWB)」は、今年25周年を迎えた。このプログラムを通じて、シャイ・ギルジャス=アレキサンダーやジョエル・エンビッドといった世界的なスター選手が輩出されてきた。今年は新たな取り組みとして、アメリカ国外から選出された上位80人の男女選手を集めた「Next Upキャンプ」を年2回開催する体制に改め、今秋には女性向けの初のキャンプも実施される。これにより、かつては競技人口が少なく注目を集めていなかった地域出身の選手たちも、世界のトッププレイヤーと直接対戦する機会を得るようになった。

プログラムの変更理由について、NBAのエリートバスケットボール部長ブレンドン・マッキロップ氏は「世界のレベルが上がっているため、選手たちの成長に応じた形でプログラムを進化させる必要がある」と説明。かつてはアフリカ、アメリカ、アジア太平洋、ヨーロッパの4地域に分けて開催されていたが、今後はすべての選手を1つのキャンプに集結させ、高水準の競技環境を提供する。参加選手には、トルコで開催されたキャンプでは44カ国から来た若手が集まり、セルビアのマティヤ・ルキッチやポルトガルのミゲル・ソウザといった注目選手が顕われるなど、国境を越えた競技力の高さが確認されている。

BWBの成功の鍵は、選手の発掘体制にある。NBAのスカウティングチームは年間を通じてFIBAの大会や国際大会に参加し、世界中のジムを訪れるなど、選手の動向を徹底的にチェック。さらにクラブや連盟、代理人などと連携しながら、潜在的な才能を逃さないよう努めている。この結果、25年間で149カ国・地域から約5000人の選手が参加し、そのうち155人がNBAまたはWNBAの試合に出場している。選手たちは単なる技術指導に止まらず、人生の視点も広げる機会を得ているという。

今後もこうした取り組みが、世界中の若手選手の夢を実現するための重要なインフラとして機能し続けるだろう。


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