野球 ・ 2026-09-11

2026年シカゴ・カブスの打撃・守備強化と投手弱体化の特徴と可能性

Photo: NIKOLAI FOMIN (Pexels)

2026年のシカゴ・カブスが注目を集めている。チームは打撃と守備で圧倒的な実績を残しているが、投手陣の弱さが大きな課題となっている。カブスは打線が得点、本塁打、出塁率、長打率、OPS+、wRC+でリーグ首位を記録し、球団史上最高級の打撃力を持つ。守備では、2026年のシーズンを通じて「フィールディング・ラン・バリュー(FRV)」という指標で歴代最多となる66を記録。特に外野手のクロウ=アームストロングの活躍が目立ち、センターを除いてもチーム全体の守備力が極めて高水準にある。一方で、投手陣は「WAR(Wins Above Replacement)」という総合評価で30チーム中30位(最下位)にランクインしている。この極端な「打撃・守備強化・投手弱体」のチーム構成が、今季のカブスの特徴だ。

この状況はなぜ注目されるか。通常、ポストシーズンでは投手の力が勝敗を分けるという常識があるが、カブスは「打撃と守備で投手の弱さをカバーできるか」という新たな可能性を提示している。歴史的にも、1927年のヤンキースや1970年代のシンシナティ・レッズ(「ビッグ・レッド・マシン」)など、打撃と守備が圧倒的なチームが優勝したケースがある。カブスは今季、NL(ナショナルリーグ)セントラル地区でブルワーズに10ゲーム差をつけられているが、ワイルドカード枠への進出は確実な状況だ。ポストシーズンで「打撃と守備の強さが投手の欠陥を補えるか」が焦点となるが、MLBの歴史において、このようなチーム構成が優勝に至るケースは非常にまれである。


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